『松竹大陸』は、現在活動中の松竹芸能所属タレントに、幼少期の武勇伝や芸人になったきっかけ、コンビ結成秘話を取材いたします。
第4回ゲストはこちら!
こんなに可愛い人が?!下ネタなぞかけ?!
可愛い顔して面白すぎると話題の紺野ぶるまさん。
その歴史を振り返って頂きます。
—こんにちは。本日はよろしくお願いします。
紺野:よろしくお願いします。
—では、早速お伺いします。可愛くて明るいイメージの紺野ぶるまさんはどんな幼少期を過ごされていたんでしょうか。
紺野:子供時代は・・・病気がちでずっと入院してたんです・・・。
—・・・。
紺野:あ、じゃなくって!明るくて、スカートが好きな子で~。
—嘘つかないで大丈夫です!(笑)
紺野:本当です!(笑)はい!(写真を見せる)
—可愛い!元気な感じですね!地元はどちらですか?
紺野:地元は東京都です。シティガールです!超貧乏くさくないですか?本当汚い団地に住んでて、はい!
紺野:スカートが好きで、保育園がスカート禁止だったので、行く時まで履いて、保育園でズボンに着替えて、スカートで帰るみたいな。
—女の子らしいですね。
紺野:そうですね。バレエやったり、ピアノ、書道、英会話、水泳、バスケも!
病気がちだったので親が過保護になってしまって、色々やらせてくれました。
—中学生も習い事をそのままされてたんですか?
紺野:中学生はピアノと書道は続けてて、中1から部活はずっと3年間バトミントン部でした。都大会はベスト8とかでした!
—病気されてたとは思えないほどですね。習い事も続けてご活躍されてたんですね。
紺野:テレビもよく見てて、「大好き!五つ子」のドラマが大好きで、その影響で、将来は五つ子産みたいなって思いながら過ごして、だけど中学で早く人生終わんないかなってちょっと暗い闇が(笑)
※TBS系列シリーズドラマ「大好き!五つ子」
—両極端ですけど、わかるような気がします(笑)
紺野:明るい話題は、バトミントンが楽しくて、彼氏もできました。勉強はしてなかったけど、英会話習ってたので英語だけちょっと得意で、勉強しなくても行ける高校に入りました。
紺野:高校は中二病みたいな!将来の夢もないし、なんで生きてるの、高校行ってなんでまた色々頑張んないといけないのって!
—高校時代とかってみんな、人生についてネガティブになったりする時期ありますよね。
紺野:女子高なんですけど、ちょっと反動でこういう感じになって。
—おー(笑)顔変わってないけど、化粧は濃いですね。でもやっぱり美人さん。
紺野:高校はもうギャルのことしか考えられなかったです。雑誌の「egg」が好きで、ギャルになりたくて、いかにギャルになるか、いかに黒くなるか。ニベアとかオリーブオイルを塗って、公園で焼いたりとかしてました。
※大洋図書が刊行していた女性向けファッション/ギャル系雑誌「egg」
—日焼けサロンはお金かかりますもんね(笑)交友関係は派手だったんですか??
紺野:結構地味だったと思います!地元の人は、みんなこんな感じで、都内の私立高校に入ったんですけど、そこの高校は辞めて通信制高校に入りました。みんなで手作りダーツで遊んだり、トランポリンしたり、鏡モチに飾り付けをして単位を取るっていう高校!
紺野:そこに月1で通って、私は意外と1番、普通でした。周りは少年院あがりみたいな人か、普通のギャルか、引きこもりとか。だけどみんな仲良しでしたね。
—色んな経歴があってもみんな仲良しなんですね。
紺野:仲良いんです!はみ出ちゃったね、私たちみたいな、結束力。卒業した後は引きこもりギャル(笑)お洋服屋さんで週5でバイトして、結婚しようと思ってた彼と別れちゃって(笑)夜はずっと起きてて、朝寝て起きて、コンビニ行ってポテチ買って、また寝るみたいな(笑)
—ご両親は心配したんじゃないですか??
紺野:その時は実家で、親は心配してましたね。この時も中二病引きずって、なんで生きてるんだろうみたいな時間を過ごしちゃいました。これが成人式で、まあ、綺麗になって!
—自分で言っちゃいます?でも、綺麗ですね!モデルさんみたい!
紺野:ラウンドガールとか、モデルを誘ってもらってやるんですけど、また病気で入院しちゃって。退院して松竹芸能の養成所に入りました。
—急に!全然違うじゃないですか!!(笑)なんで(笑)引きこもりからお笑いに??
—あまりにも面白すぎたら人ってその中に入りたくなっちゃうんですかね。
紺野:それで紺色のブルマを履いて、食パンを出してはみパンっていうネタを思いついて、これで絶対に売れるぞって松竹芸能の養成所に入りました。
紺野:最初は「ブルマニアン」ってコンビで、地元の友達と組んで食パンはみ出すとかってネタやってました。
—コンビでもブルマって付けてたんですね。
紺野:解散した後も、名前だけでも覚えてほしくて、紺野ぶるまって名前にしました。
紺野:ブルマネタをやってる時はぶさいくにしようと思って、おかっぱとか黒い変なカツラ被ってました。ブルマってエロいものだよってずっと言われてたんですけど、知らなくて。いや、面白いからやってます、エロくないですって言いながら3年くらいR-1受けて、ずっと一回戦落ちなんですよ。やっぱ良くないのかなと思って、ものまねとかコントをブルマ以外のネタで作るようになって。
—最近はブルマネタは・・・。
紺野:もう絶対一生やらないなって。一生履きたくないブルマなんて(笑)絶対嫌です。
—下ネタを取り入れようと思ったのは、どういう心境からでしょうか??
紺野:もともとは下ネタみたいなのは、断固反対派だったんです。たまにいるんですよ、女芸人で、ち〇こって言ったらウケるみたいな。でも1回ライブでなぞかけをして、てんぱって、ち〇こって解きますって解いたら、すごい盛り上がって意外とちゃんと解けるっていうのが自分の中でできて。
—事務所は下ネタすることについては問題なかったんでしょうか?
紺野:たぶんなんですけど、最初お願いランキングって番組で紹介してもらって、次の日に吉田照美さんがすごいねって。そのあと、伊集院さんがすごいねって言ってくれてその空気に(笑)
—じゃあいっか的な(笑)
紺野:親は今でも不安がってますけど、あたしがただ1人でち〇こって言って突っ走ってたら、もうちょっと不安だったと思うんですけど、そういうタレントさんが言うと、有難い感じになるというか(笑)
—なるほどなるほど。それは大きいですね、ネタはどうやって考えるんですか??
紺野:なぞかけは即興です。コントは夜中とかに作るだけ。モデルみたいな時代があったじゃないですか。本当にいけ好かない女が周りにいっぱいいたんですよ。
—(笑)
紺野:たまにそういうパーティとか、西麻布とか、そういう社交の場に誘っていただいて行くんですけど、本当にストレスだけ抱えて帰るんですよ。(笑)
—(笑)
紺野:でも抱えた分ネタになって、友達でもインスタとかブログとか見てストレスしかたまらないみたいな記事あるけど、あの人きっと全部人の金だし、絶対背中汚いよな、絶対おへそ臭いだろうな、そっか、おへそ臭いから大丈夫って。「クルージング、イエーイ!」みたいな、活きの良い、美味しそうなマグロ載せてるの見て、なんで食べれるの・・・とか思うけど、それって嫉妬もあるじゃないですか。でも大丈夫、その分きっとおへそ臭いし、絶対大丈夫とか思うとやっぱ元気になる。(笑)
紺野:だから、わざとストレス溜める為に社交の場に行ったりします。それでそういう感じで作るネタが多いです。
—体験をもとにやっているんですね(笑)歳は今は・・30歳。結婚願望はありますか?
紺野:結婚願望はそれなりに憧れはあります。
—芸能人は芸能人と結婚される方多いと思うんですけど、そういう狙いはありますか??
紺野:女性芸人って芸人に憧れてはいってるから、芸人さんはすごい好きなんですよ。男性芸人でめっちゃ面白いなって思ったら、うわ~素敵だな、好きだなとか思うけど、そういうことにはならない。
紺野:30歳になってからは、やっぱり一般の就職してる人がいいなって。ボーナスあって年金あって退職金がないと生きていけない。
—現実的。大人になりますよね。(笑)最近お仕事増えてきてますよね。
紺野:有難いことにR-1からわりと増えました!なぞかけち〇こバブルみたいのがあったんですけど、やってて楽しいし、色んな人に会わせてもらったし、いろんな仕事させてもらったんですけど、コントを頑張ろうってR-1に行ったら、朝出れるようになりました。
—こないだ拝見したんですけど、下ネタまったくないネタでした!占い師のネタもおもしろかったです。
紺野:朝は絶対出れなかったんで(笑)両親もそれで安心するかなって。R-1の時はたぶん1番喜んでくれました。
—ネタってコンビでやってると、1人で書いてたら自分ではすごいおもしろいけど、相方にはウケないとかありますよね。ピンの方ってそのへんどうしてるのかなと思ってたんです。誰かに聞かせたりとかしますか?
紺野:全くしないです。リアクション悪かったりするじゃないですか。「え、それってあるあるなの!?」って言われると、単純にその人のことが嫌いになっちゃうから、ライブでウケるようにしてます。
—誰もが気になるかと思うんですけど、下ネタやるじゃないですか。それは実際、性欲は強い方なんですか(笑)
紺野:あ、いつもみんな聞きますよ!(笑)
—実際エロいのかっていうのは、男の人にも、女子にも聞かれるんですか?
紺野:あ、みんなです。これ本当に、等身大の30歳だと思うんですよ。逆にこのキャラだとセクシー女優さんとか、肉食系ギャル、100人切りギャルとか色んな方と、お仕事させてもらうんですけど。正直、私あの・・・引いてるんですよね。
—あははは、こいつらすごいみたいな(笑)
紺野:そうですね、私はそんなすごいってこともなく、普通なんですよ。
—あ~まあそうですよね。すごい武勇伝があったりするのかなっていう期待は・・・でもそんなにそうじゃないからできるのかなっていうのも・・。
紺野:逆に聞きたいんですけど、みなさんどれくらいって言ってほしいですかね。聞きたい答えがあると思うんです。エロくあってほしいですよね。ビジネスですって言われたら冷めますよね!いや、決してビジネスではないです!(笑)自分の体験談からなぞかけしてるし。
紺野:男兄弟がいてお兄ちゃんの友達とか、普通にライトに喋るから、小っちゃい時から下ネタ聞いてて、逆にエロく捉えてなかったんです。女子高だしみんな、平気で昨日ヤってさーとか言うんですよ。だから、エッチなものみたいな感じじゃなくて「え、なんだよーまた、ち〇この話かよー」みたいな。
紺野:ち〇こもいつも近くにあったし。
—近くにあった(笑)
紺野:逆に照れられると、本当にエロいのかなって思っちゃう。でも私も聞かれるんだって最初思ったんですけど、仕事していく上でめっちゃ聞かれるから、世間の人はそうなんだって。
—30代になったら増えましたっていいますよね。
紺野:何歳だったかな。27歳くらいがえぐかった気がしますね。27,28,29。それこそ早かったから、早めに全部落ち着いちゃったかもしれないな。もう今更・・・というのもあったり。
—あははは、以前はやんちゃな感じだったんですかね。笑
今は、恋愛してるんですか。
紺野:恋愛はいつもしてます。いつも好きな人がいて。
—それ、良い答えですね(笑)
紺野:恋愛はいつもしてます(笑)
—今、女性芸人さんが色んなキャラでいらっしゃるじゃないですか。憧れの方とかいらっしゃるんですか?
紺野:芸人じゃないですけど、飯島愛さん!飯島愛さんのプラトニックセックスって小説がバイブルで、赤裸々に綴ってるんです。飯島愛さんみたいに、過去になんかあった感、賢いギャルにずっと憧れてたんです。印税生活とかも素敵だな~って。その時一緒にバイブルだったのは青木さやかさん、強い女性に憧れて。
紺野:自分の意見もちゃんと言って、結婚もして子供も産むっていうのが目標で。この前青木さんとお会いしてすごい嬉しかった。
—では、将来の目標、今後の仕事はこういうのやっていきたいとかありますか?
紺野:今後の仕事は、お笑いはずっとやりたいです。いわゆる典型的なお笑い芸人じゃないと思う。見た目とか顔芸、太っててブスで踊れるとか、お尻出して笑いが取れるタイプじゃないので、自分なりのできるお笑いを追及していきたいと思います。他の女性芸人さんに求められることはできないですけど、自分だったらできること。
紺野:芸人ていう枠には捉われずに、結婚・出産とか自分がしたいこと全部したいです。舞台の脚本とかネタもよく「作家ついてる?」とか言われるけど、ついてなくて全部自分で考えるのが好きだから、お笑いだったら全部そういうのもやったりとか、わりと志高くいこうかなって最近思い始めてます。
—すごいですね。
紺野:CM、映画、ドラマとか全部やりたいっていうのも、前面に出していこうって。ちょっとお笑い芸人らしからぬ活動をしていきたいなっていう感じです。
—これからの活躍が楽しみです。
紺野:チンプンカンプンですいませんでした(笑)ありがとうございました。
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