いやー!東京も連日酷暑が続いてますね!
こんな日は、冷房ガンガン効いた部屋でキンキンに冷えた珈琲とジューシーなお肉を頬張り、赫子(かぐね)、出きれば甲赫(こうかく)を出してバサバサ扇いで涼みたいー!
そしてこう言うんです!「この世界は、間違っているっ!」と!
いや、あんた東京に住んでる喰種(グール)かい!
東京喰種かい!!!
そんな、全国民の皆様の声が満票一致で聞こえてきます!
え?言ってないですか?いえ、この暑さでやられた僕の鼓膜には確かに聞こえてきました、幻聴として!
そういう事にします、して下さい話が進まないので!(笑)
あ、申し遅れました!松竹芸能所属、普段は「じなんぼ~いず」というコンビで漫才やら何やらやらせて頂いております、ツッコミ担当、シギハラヨシアキと申します!
映画なら何でも見る(邦画中心)映画尻軽加減と、以前広告代理店に勤めていた経験(9年間勤務)を、割り箸鉄砲レベルの武器にしてレポートを書かせて頂きますのでお見知り置きを!パスッ!(割り箸鉄砲効果音)
自己紹介もそこそこに話は戻りまして、なぜ冒頭からこんなにも東京喰種かぶれなのか、主人公カネキの名ゼリフを叫んでしまったのか、それはなんと先日映画「東京喰種」試写イベントに行って来たからなのです! そして、ものスゴく感動しているからなのです!
このイベントは7月29日全国公開も先駆けて、映画「東京喰種」を松竹芸能所属、UUUM所属のクリエイター(YouTuber)向けに先行上映、試写後に興奮冷めやらぬままに萩原監督、
VFXスーパーバイザーの桑原さん、永江プロデューサーに登壇頂き、映画の制作秘話、裏話、映像に携わる者同士、熱いディスカッションをしてしまおうというイベント!
いわば炎天下の浜辺に長袖長ズボンでぐつぐつ煮立ったチゲ鍋を素手で食べるような激アツなイベントなのです!!
この例えへの批判は受け付けておりません!(素手は言い過ぎたかなー!)
映画の内容は既報の通り!
原作は石田スイ、累計3000万部突破大人気コミックスの待望の映画化。
人の姿をしながらも人を喰らう怪人、喰種(グール)が蔓延る街。
主人公は窪田正孝さん演じるカネキ。ある事件をきっかけに、喰種の臓器移植を受け半喰種になってしまう。
半喰種になってしまった苦悩と葛藤、そして、清水富美加さん演じる、喰種であるトーカを始め喫茶あんていくに集まる喰種との交流、喰種を駆逐する人間側の組織、CCGとの熾烈な戦いに巻き込まれていく。とこんな感じー!
まずは試写を終えて率直な感想を!
まあースゴくバランスが良い作品だことー!!!
何のバランスがかというと、相当なこだわりが感じられるCGによるバトルシーン等の圧倒的映像美、今勢いがある若手を中心とした役者さんの重厚な演技、漫画原作のストーリーを大事にした、丁寧に感情を紡ぎ出すストーリー展開などがどれもが出すぎず、でも確実に個々に主張し合って極上のエンターテイメント作品として仕上がっている感のバランスが!!!です!(息がよく続いた!)
まずは映像!どの漫画の実写化でも常に付きまとうのはやはり、その世界観を壊さずどう映像にするか!
東京喰種もそのスタイリッシュな映像、特に喰種たちのアクション、赫子やクインケの映像表現などの難題を、原作ファンのみならず一般の方に圧倒的に見せれるか?に注目されてると思います!
結果から言うと全く心配する事なかれー!
かなりのド迫力表現でスクリーン所狭しと暴れまわっております!
まさにそこにイルし、まさにそこにアリます!うひょー!
それもそのはず、監督の萩原監督やVFXスーパーバイザーの桑原さんはTVCMを中心に多く手掛けてきたいわば映像のプロ!
これ言い過ぎでも何でもなく、赫子だけでも劇場で見る価値あり!
漫才師風に言えば、どうもー喰種ですー!今日は、僕たちの赫子のリアルな質感と迫力の音だけでも覚えて帰って欲しいですねー!(バサバサバサーッ)で掴みはオッケーです!(笑)
続いて演技!主人公カネキには、今まさに若手筆頭、話題作にも出まくっている窪田正孝さん!
原作者の熱烈ラブコールを受けただけあってビジュアルもぴったり、まさに当たり役!
元は人間、そして半喰種になってしまった難役を、苦悩、葛藤、悶絶、発狂などなどまぜこぜハァーハァーに、様々な表情でみせてくれます!
声もブルブル震えて、体もガタガタ震わせて、目は虚ろ、言ってみたら生まれたての子鹿状態ですよ!
これは、コジカー像(オスカー像みたいな発音)あげたいぐらいです、はい!(当然そんな賞ないです)
その他、脇を固める俳優陣も清水富美加さん、鈴木伸之さん、蒼井優さんと豪華!
個人的にはスゴい明るくて陽気でお喋りなイメージの大泉洋さんが、おそらくファンが好きな大泉さんのイメージと、だいぶ違う印象の演技が見られる。でもそれが逆にこの映画の「本気」を感じて良かった!
続いてストーリー!本作は原作で言えば、だいたい三巻までのCCGとの対決を描いている模様!
近年の漫画原作の映画化って、話が膨大過ぎて詰め込み過ぎて結果お腹いっぱいって感じもありますよね!
ましてや、萩原監督は今回が初の長編デビュー作ですよ!普通はガンガン自分のやりたい事を詰め込みたいって思うのが人ってもんじゃないですかー!
でも、そこはカネキが半喰種として生きていく覚悟みたいなものが芽生えるまでを丁寧にしっかりと描いています!
慎ましいー!
だから、カネキの気持ちが痛いほど伝わってくる!腹減ってるけど食えねー!(詳しくは劇場へ!)
これはアフタートークで監督が仰っていたんですが、カネキの心の変化に合わせて赫子の表現も若干変えてるらしいですよ!これスゴくないですか?まさに、血の通ったCGですよ!CGに血が通うって全く意味分からないですが!
以上、全ての要素が絶妙なバランスを見せてゴシックホラーでもあり、深いヒューマンドラマ、極上エンターテイメント作品に昇華されましたよ!
そして、興奮冷めやらぬ状態でその制作された方々のホットなアフタートークに突入!
萩原監督の作品に対するこだわり、やはり特に苦労した点は原作でもあまり明確な表現がない
赫子やクインケ等のCG制作だそう。
気持ち悪さと美しさを7:3のイメージで制作依頼。
それを受けて、VFXスーパーバイザーの桑原さんは気持ち悪さと美しさ+痛々しさみたいなモノいれるて表現したと。
永江プロデューサーは、この作品に対して単にゴシックホラーの枠に止まらず、人間ドラマを大切にした作品に仕上げる事に気を使ったと語る。
YouTuberからの質問としては、どのくらいの制作期間だったのか?など素朴な疑問も。撮影は準備期間も入れて半年ぐらい、その他CG制作などの期間が長く苦労したと!
また他には、気持ち悪くなる事はなかったのか?の質問に対して、だんだん普通の感覚が麻痺して分からなくなったと!
赫目(喰種特有の赤い目)も最初は怖かったが、後半は可愛いとすら思えたと!
永江プロデューサーが、作中にウタ(板東巳之助さん)が食べる人間の眼球はカルピス味、その他、人間の体の骨の部分はバナナで美味しい!と映画ファン生唾ゴックンもんの裏話を披露すると、驚きの声が会場に漏れましたよ!
最後は、主人公カネキのポーズを真似て全員で記念撮影して、このイベントは大成功のうちに幕を閉じました!
魅力的な作品に「情熱」を注いだ人、その作品に魅せられた人たちの純粋な「熱量」が会場に充満したまさに熱々なイベントでした!
全世界公開、7.29!待ち遠しい!
これはぜひ劇場の大きなスクリーンで、自分の目で、いや、赫目(かくがん)で、確かめて下さい!
あなたのRc細胞(喰種特有の架空の細胞)が、沸き立つ事間違いなし!!!(最後まで影響され過ぎ!)
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